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pixiv8周年記念企画 “ピクシブ開発史を語る会” 開催レポート

ピクシブ株式会社が2007年に開設したイラストコミュニケーションサービス『pixiv』は、おかげさまで9月10日で8周年を迎えました。 これを記念して、9月18日、東京・千駄ヶ谷のピクシブ本社にて“ピクシブ開発史を語る会”が開催されました。今回はこの様子をダイジェストでレポートします。

「最初は2000ユーザーが目標だったのが1500万ユーザーにもなってビビっています」と語る、pixiv生みの親・馬骨さん(上谷隆宏)の乾杯の音頭でパーティはスタート。 pixivの8年の歩みをふりかえるトークセッションと、ご来場のゲストのみなさんも交えた懇親会の2部構成で行われました。

1500万ユーザーのトラフィック18Gbpsを捌くインフラ技術

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トークセッションの1番手は、インフラ技術について。pixivが大規模なトラフィックをどのように処理しているか、現在のpixivのサーバ構成などのお話です。

このセッションは、pixivのインフラを開設時から担当している店本が、どういうわけかpixivを辞めていて、採用面接を再受験するという設定の寸劇スタイルで進行。開発部マネージャーの神戸と小芝が面接官となり、8年前の立ち上げの頃からのpixivのインフラの変遷について聞き出しつつ、ふりかえります。

そのなかでは、pixivの想定外の急成長でサーバーが立て続けに落ちて眠れなかった話や、初期のGoogleのサーバに影響を受けて構築した自作PCサーバについてのお話(2009年末で最大約170台)、2011年の東日本大震災をきっかけにデータセンターへの移行が加速したことなど、社員も詳しくは知らないようなエピソードがたっぷり披露されました。

「もう一度pixivで働きたいです!ユーザやトラフィックは増え続け、まだまだ課題が山積みですが、これからも頑張りたい。願わくばメンバーも増やしたい!」(店本)

「課題解決に向けて一緒に働く素敵な仲間を増やしていきましょう!」(神戸)

「絶賛エンジニア募集中です!」(小芝)

recruit.pixiv.net

マンガと雑誌とWebとpixiv

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次のトークセッションは、マンガについて。メディアとしてのWebマンガや電子書籍が注目を集め、従来の紙ベースからの移行あるいは共存が大きな話題となるなか、pixivはどんな役割をはたしつつあるのか。

このセッションはアライアンス部・石井の司会で、KADOKAWAコミックジーン編集長の瀬川昇さん、講談社アフタヌーン編集部の松下友一さんを迎えたシンポジウム形式で行われました。

そのなかでは、pixivで人気の作品や人気作家の新作を中心に全話を無料公開している「ジーンピクシブ」や、気軽に投稿できる新人賞企画の「出だしで勝負!新人賞」など、出版社とpixiv共同でのさまざまな取り組みと、その成果についてのご紹介がありました。

イラストだけでなくマンガでもpixivが大きなプレゼンスを持ちうる――という具体的なお話に加えて、ここには書けない出版業界のぶっちゃけトークにも、会場は大いに沸いていました。

ピクシブ新規事業の技術事情

続く3番目のセッションは、pixiv開設から現在までの8年の間にピクシブ株式会社がリリースしてきた新規事業や新サービスと、それを支えている技術についてです。

リードエンジニアの清水と高山からは、各サービスの機能の紹介だけでなく、それが生まれた背景について、当時の技術状況とそれをふまえて、どんな言語が選択されたのか、開発を担当したエンジニアだからこそ知っている貴重な裏話が多数披露されました。

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pixiv本体は8年間ずっとPHPで動いています。しかし、既存サービスのリニューアルや新サービスの立ち上げの際には、C++、Python、Scala、Ruby on Rails、Goなどなど、さまざまな技術・言語が採用されています。なかには業界的にかなり早い段階での実装例もあります。

「変化し続けられること」がモットー。「エンジニアのテンションが上がるのが一番いいんじゃない?」というマネージャー・神戸の言葉の紹介もあり、新しい技術に対して積極的にチャレンジしてきたエンジニアたちの戦いの歴史には、たくさんのドラマがあったことが感じられました。

ピクシブ開発史・人・敵・味方・事件・事故について

トークセッションのトリを務めるのは、やはりこの人。社長の片桐です。

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pixivが生まれる前、馬骨さんをはじめとする立ち上げ期のメンバーはどんな風に集まったのか、あるいはどうやって探してきたのか。そしてpixivがスタートして爆発的な成長を遂げていくなかで起きた事件や事故、思いがけないきっかけで新たに採用された社員のエピソードなど、武勇伝のような奮闘ぶりが披露されました。

イラストのサービスは流行しないと思ったけれど、馬骨さんが提案した「pixiv」という名前はカッコいいなと思ったお話。リリース3日で目標の2000人を超え、あっという間にユーザーが1万人を突破し、馬骨さんを胴上げしたら右腕が骨折していたお話。社員総出で自作サーバを見よう見まねで組み立てたお話――などなど。

「やっぱり人との出会いすなぁ!」(片桐)

あまりにエピソードが多すぎて、ここでは紹介しきれませんが、社員だけでなく来場したゲストのみなさんも抱腹絶倒のセッションとなりました。

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トークセッション後の懇親会では、さまざまな業種のゲストのみなさんもご一緒にそこかしこで歓談の花が咲き、最後までにぎやかな会となりました。

今回8周年を迎えたpixivですが、引き続きつねに新しいことにチャレンジして、たくさんの人に「お絵かきがもっと楽しくなる場所」を提供すべく、しっかりと歩みを進めていきます。これからもよろしくお願いします!